2018年1月29日

星空 追尾撮影の機材探しの旅 続き

前回以降もネットをさまよい、星の追尾撮影に関する機材を調べています。
もうずいぶん調べたしもうケンコートキナーのスカイメモに決めちゃいなよ!とにかく買わないことには一向に前に進まないよ。と思っていたときに偶然、ペンタックスのアストロトレーサーというキーワードが浮上。

何でもペンタックスの一眼レフにオプションのGPSユニットを付ける事により簡易赤道義的なことが出来るらしい。GPSによる現在地と時刻を特定し、カメラの傾きをセンサーで検知、ボディ内手ぶれ補正機構を星の動きに合わせて動かすことにより、短時間ではあるが追尾が可能という何とも凄い機能。

さっそくアストロトレーサーについて調査開始。望遠レンズで星雲星団の撮影を楽しんでいる方が結構いらっしゃる!その撮影された画像はまさしく私が目標としているもので、私の中でポタ赤vsアストロトレーサーが勃発。

ええーっ、マウント乗り換え?星のために?本当に続くの?今のオリンパスとキャノン全売りするの?ポタ赤なら今の使い慣れた機材を生かせるじゃない!などなどさまざまな思いが駆け巡ります。

当然オリンパスとキャノンを全売りしても資金的にちょっと足りない感じです。しかもアストロトレーサーが実際どれほどの実力なのか知るすべがありません。使ってみてやっぱりポタ赤も必要ってなったらマウント乗り換えの意味ないし。

数日間悩み続け、結局ペンタックスのアストロトレーサーに賭けることにしました!
理由としては
1.何と言っても気軽さがいいと思われる。精密キャリブレーションをすればすぐに撮影に入れる
2.微動雲台や極軸望遠鏡などいろいろなモノを買わなくて済む、シンプルだ。
3.ペンタックスも悪くないんじゃない?

などです。やっぱり1.の気軽さというのを重視しました。星空は冬が撮影適期ですがクソ寒い、ときに氷点下の寒空で時間をかけてセッティングを追い込む、ということが想像出来なかった、平日でもサクッと自宅前で撮影したかった、というのが大きかったです。

と言うわけでペンタックスの最新機種PENTAX KPと新型望遠ズームHD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE、およびGPSユニットO-GPS1を注文しました。

次回はPENTAX KPのカメラとしてのレビューをしたいと思います。

2018年1月26日

星空 追尾撮影の機材探しの旅

さて星雲・星団の撮影には星の追尾が必要不可欠ということでまず真っ先に思い浮かんだのが赤道義です。それも最近ではお手軽なポータブル赤道義というのが人気らしく、価格も手ごろで一見取っ付きやすそうな気がします。

ところが色々調べていくと、ポータブル赤道義はあくまで簡易なもので、広角~標準域のレンズで数分までの露出が可能。あくまで星景写真と言われる景色と星を同時に写す、あるいは雄大な天の川を写す、など私の目指す星雲星団のまあまあクローズアップ撮影とはちょっと方向性が違います。

中にはポータブル赤道義を使って望遠撮影をされている方も多数いらっしゃり、そういう用途にもある程度対応できるということも分かってきました。

あとポータブル赤道義と言えども望遠レンズを使って数十秒の露出を狙おうとすると、いわゆる極軸合わせや赤道義に乗せる際のバランスなども重要になってくるそうです。
そうなると極軸望遠鏡や微動雲台が必須、またバランスウエイトやガイドプレートなど周辺オプションが多数必要になり、どんどん価格が上がります。

ケンコートキナーのスカイメモSでもこれらを合わせると6万以上、ビクセンのポラリエだともっとかかります。

たかだか300mm程度の望遠で数十秒の追尾にこれだけの投資が必要とは正直
「コスパ悪い!」などとほざいてしまいました。いやそれでも十分安いし他に方法あるの?ってことなんですが・・・。

つづく。

2018年1月24日

OM-D E-M1固定撮影でコンポジット画像処理

というわけで天体写真に関する情報をいろいろと勉強しています。
もう知らないことだらけで実に興味深い。撮影技術、機材、画像処理・・・。いろいろな知識が必要なんですね。これに加えて天体の知識も当然必要。北極星の探し方ぐらいは知っていますがそんなレベルでは話になりません。

とりあえず撮影後の画像処理に取り組んで見たいと思います。
撮影条件を統一した複数枚の写真を合成(コンポジット)してノイズを減らす、という手法が現代の天体写真では一般的らしいです。

その合成するソフトはキャノンのDPPというキャノンカメラを買うとダウンロードできるソフトで可能ということで、私はEOS 7Dを持っているので早速インストールし、処理した写真がこちら。
OM-D E-M1 14-150f5.6(300mm) 1sec ISO12800 10枚合成 総露出10秒


前回の撮って出しよりは良くなっているかな。まあ固定撮影の数秒露出の高ISOと厳しい条件が
揃っているのでこんなもんでしょう。

それにしてもOM-E E-M1は星撮りにも配慮された機能が結構ありますね!ライブビューブーストとかライブコンポジットとか、今までその存在すら知らなかった機能が搭載されており、なるほど星を撮るときには確かにあると便利。

さてここまで調べてきて、私の撮りたい対象はやっぱり星雲・星団だと思い至りまして、固定撮影ではまともに撮影できないことが判明。さっそく天体撮影用の機材選定に入りたいと思います。これが深く悩ましいことになるとはつゆ知らず・・・。

2018年1月20日

天体写真はじめました

天体写真をはじめようと思います。

とりあえず手持ちのカメラ オリンパスOM-D E-M1とM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIで撮影に挑戦してみます。

天体写真の知識は全くありませんが、写真の知識と小学生の頃、自分のお年玉かなんかで買った6cm屈折望遠鏡で熱心に月や木星を観察していましたので、天体観測の知識は小学生理解レベルでは持ち合わせています。

当然赤道義なんてものはあるわけありませんので、三脚での固定撮影です。星の日周運動で線状にならないよう、シャッター速度は数秒、高ISO撮影でノイズまみれ。こんなゴミレベルの写真で公開するのも気が引けますがとりあえずこちら。一番有名であろうオリオン座M42オリオン大星雲です。

OM-D E-M1 14-150mmf5.6(150mm)3.2sec ISO3200

こんな超ショボイ写真ですが、たったこれだけの機材でこれだけ撮れるんだ!と妙に感動。これはもしかして、少しばかり投資すればもっと凄い写真が撮れるのではないか?と勘違い!がはじまる予感。

というわけで、興味本位で撮ったこの写真、私は一気に天体写真の魅力にはまってしまいました。
これからネットや本などでもっと勉強しようと思います。

子持ち銀河 M51

 昨日に続いて晴天の週末、大倉岳高原スキー場までプチ遠征。車で30分ぐらいだけどここまでくるとかなり空が暗い。街灯もほとんどというか全くないので真っ暗。暗すぎてちょっと恐怖を感じるぐらいだ。 それではまずはリザルト、りょうけん座の有名な子持ち銀河です。 2018/4/21  23...