2018年3月28日

M104ソンブレロ銀河とアストロトレーサー

今回はM104ソンブレロ銀河を撮影しました。以前から何度かチャレンジしているんですが、星が流れたり、流れてなかったけど実はレンズに夜露が付いていた!とか何回か失敗している中で、やっと成功したので公開します。

PENTAX KP + HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE
260mm f5.6 60秒 ISO1600
Photoshop11枚合成(総露出660秒)トリミング(35mm換算1800mm)

今回アストロトレーサーが過去最高に調子が良く、限界の60秒でもあまり流れなかったので、非常に良い結果となりました。
やっぱり60秒露出できると良く写ります。20秒や30秒とは全然違いますね。

それにしてもこのアストロトレーサーの不安定さはどうにかならないのでしょうか。今回南天のM104を撮影した後、東側のM3までパンして撮影すると今度は30秒でも盛大に流れてしまいました。

本当にその時の運で、20秒でも流れてしまってボツの場合と今回のように60秒でも使える場合と、どういう条件でこうなるのでしょうか?

メーカーの方が精密キャリブレーション後のセンサー精度は±5°というのを見かけたことがあり、どうやら不安定さはこの精度、特に方位センサーに原因があるような気がします。実際地磁気というのは極弱くてその土地の環境による影響も少なくないでしょうから。

まあアストロトレーサーはメーカーが広角~標準域での使用を推奨しているので文句は言えませんが・・・。

私的には60秒露出できれば、明るめのメシエ天体は満足できる写りになるのですがね~。

やっぱりまともな赤道義が必要なのかな。

2018年3月3日

おおぐま座M81,M82

おおぐま座のM81、M82を撮影しました。私の中ではいよいよ本格的な天体撮影が始まったかな、という感じです。

今までの超大物から一転、6等以下で視直径も小さくなってくるので、一気に難易度が上がります。

まず視野導入からして難しい。星図を頼りに100mmぐらいで試写、拡大して写っているか確認、恒星とは何か違うもやっとしたものが小さく写っているのを確認、ズームしたいところですが、ズームするとどこを向いているかさっぱりわからない。しかもピントもずれるし。もはや導入困難です。

結局100mm以上の焦点距離で導入できなかったため、そのまま撮影。それでもこんなに暗い小さい天体を何とか導入して撮影できました。

PENTAX KP + HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE
90mm f4.5 30秒 ISO3200
Photoshop11枚合成(総露出330秒)トリミング(35mm換算900mm)


カメラ機材の発達はすごいです。アストロトレーサーで暗い望遠レンズでこれだけ写るんですから。
今後も明るめのメシエ天体中心に撮影していきます。

子持ち銀河 M51

 昨日に続いて晴天の週末、大倉岳高原スキー場までプチ遠征。車で30分ぐらいだけどここまでくるとかなり空が暗い。街灯もほとんどというか全くないので真っ暗。暗すぎてちょっと恐怖を感じるぐらいだ。 それではまずはリザルト、りょうけん座の有名な子持ち銀河です。 2018/4/21  23...