2018年2月28日

M31アンドロメダ銀河

M31アンドロメダ銀河を撮影しました。秋の天体なので時期的には厳しいのですが、夕方暗くなってからすぐ撮影しました。
PENTAX KP + HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE
80mm f4.5 20秒 ISO6400
Photoshop10枚合成(総露出200秒)トリミング(35mm換算500mm)


小学生の頃私はガイドブックに記載されている「月の6倍の広がり」「双眼鏡ですばらしい姿が見えます」という言葉に心躍らせ、7×50双眼鏡で星図を頼りに一生懸命探して探して探しまくって、それも1日だけでなく日を変えて諦めずに探して、結局見つけられなかった、苦い思い出のアンドロメダ。

その経験があったので撮影は困難を極めると覚悟していたのですが、いとも簡単に撮影できてしまいました。と言うのもネットで周到に調べていて実際にはガイドブックに掲載されているようには見えなくて、黄色い光点があってその周りにかすかにボーっとにじんだようにしか見えない、ということがイメージできていたためです。

あの説明書きは本当に誇張しすぎですよ。小学生なりに悩ましい日々が続きました。探し方が悪いんだ、もっと暗い場所でないと見えないんだ、などと色々考えました。で、結局諦めてしまい、天体への興味も段々とフェードアウト。

まあそんな個人的なことはいいとして、これも綺麗に撮れて大満足です。

アストロトレーサーの精密キャリブレーションがなかなか決まらなくて、何かコツみたいなのはあるんでしょうかね。

2018年2月24日

PENTAX KP + アストロトレーサー初ショット

北陸はここ2週間ほど記録的な大雪で、晴れるどころか毎日毎日雪かきで背中や腕が筋肉痛。ほんとうにこんなに沢山降ったのは十数年ぶり。ピーク時自宅前でも80cmぐらいはありました。

やっと冬型も落ち着いてきて、ようやくアストロトレーサーを試すことができました。自宅前道路にはまだたっぷりと雪が残っていますが、アスファルトが見えるところに三脚を据えてまずは精密キャリブレーション。あっけなく完了しました。

そして大定番のM42オリオン大星雲です。

PENTAX KP + HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE
260mm f5.6 30秒 ISO1600
Photoshop10枚合成(総露出300秒)トリミング(35mm換算900mm)


すごい!すごすぎる!今までの固定撮影とは次元が違いすぎるよ。
ちなみに画像処理は色々勉強してPhotoShopCCで手動位置合わせと加算平均合成しました。新しいカメラを買ったので新バージョンのLightroomも必要と感じ、フォトプランを契約しました。

本当は毎月毎月お金がかかるサブスクリプション契約というのは好きじゃないんで、Lightroomの買いきり版がよかったんですが、adobeがもう完全にサブスクリプション式に移行しようとしているのと、PhotoShopCCも合成とかに使いたかったので最安のフォトプランにしました。

一応撮影の流れとしては構図を決めて、露出を決めて、KPから採用されたアストロトレーサー+インターバル撮影機能を使って10枚程撮影。赤道義で追尾しているわけではないので対象の星は構図内を移動していきます。1枚あたり30秒の露出なのでインターバル含め6分ぐらいで10枚撮影できます。

これをPCに取り込みLightroomでレンズ補正だけ適用し、Photoshopにレイヤーとして読み込み、1枚1枚手動で移動回転して位置合わせ、スマートオブジェクト化し加算平均合成、再びLightroomで強調補正して仕上げます。

この手動での位置合わせが結構大変で、これ以上の枚数はやりたくない感じです。メモリも膨大に食いますし。この辺はフリーソフトやステライメージ(有償)など今後調べて行きたいと思います。

とりあえずアストロトレーサーの結果には大満足。望遠も短時間なら結構行ける!なによりこの夜空にこんなに綺麗な星雲が存在し、まるで宝探しのようで楽しいですね。

2018年2月6日

PENTAX KP 使ってみました(動体撮影)

ここ北陸は冬型の天気でなかなか晴れません。まだ星撮りを試せていませんが、娘の駅伝大会があるということで撮影してきました。

ちょっと画像はお見せ出来ないのですが、CANON 7D(初代)との動体撮影(こちらへ向かってくるマラソンランナーを連写する)について書いていこうと思います。

当日は吹雪!ということで道に雪が数センチ積もっている状態での雨天決行ならぬ吹雪決行となりました。PENTAX KPの動体撮影能力はAF追従秒7コマ、連続28コマ(jpeg)と動体撮影に特化した機種とは言えませんが、光学ペンタプリズムファインダーと27点位相差AF、最新の画像プロセッサーということで、それなりにこなせるのではないかと予想していました。

雪が舞う中でも安心して撮影できます

レンズはHD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR REでペンタックスではAFが早いと評判のレンズです。AF-C、AFエリア:SEL S、AFホールドoff

感触としてはCANON 7Dとほぼ同等かやや弱い、という感じです。ファインダーの見えやレンズの動作自体は素早くストレスを感じさせません。
PCに取り込んでピントチェックすると追従はしているがやや甘い、というカットが多く見られますが少し縮小すればあまり気にならないレベルではあります。このあたりは7Dは1800万画素でKPは2400万画素とかなり違うのでまあ仕方ないところでしょうか。人間のように大きな被写体であれば何とか使えるレベルです。

それよりも連写が秒7枚と秒8枚で結構違うな、ということです。たった1枚の差なんですがね。

画質の方はもう比べるまでもなく圧倒的にKPが良いです。ここはやはり撮像素子と画像プロセッサーの世代が違うのを実感します。

またこの日は吹雪でカメラとレンズに雪が付着し白くなってしまいましたが、何の不安も無く撮影を続けることができ、娘の雄姿を撮影できました。手袋をしたままでも操作できました。スマートファンクションダイヤルでアウトドアモニターの明るさ変更が便利でした。

このように比較していくとやっぱりキャノンのAFってのは凄いですね。7Dなんて当時のフラッグシップとはいえ2009年発売と9年前ですよ!

動体撮影に関しては引き続きトライしていきます。

2018年2月4日

PENTAX KPを買いました

アストロトレーサー機能に大いに期待してPENTAX KPを購入しました。同時に最近出たばかりの望遠レンズと当然GPS機能のO-GPS1です。これだけまとめて買うと結構な出費になりますね。
PENTAX KP マグネシウムボディの高い質感と高級感があります

さてペンタックスのAPS-C最新機種ということですが、一眼レフにしては小ぶりですね。マグネシウムボディで高級感抜群、ダイヤルも3つですべてラバー加工してあり滑りにくいです。
滑り止めラバー加工された操作性の高いダイヤル

ペンタックスボディは初めてですが、モードダイヤルにISO優先や絞り/露出優先、グリーンボタンでプログラム露出に復帰など、ペンタックス独自の操作系があります。が、特に迷いも無く他社製からも違和感無く使えますね。唯一AFモード切替(AF-S/AF-C)がレンズマウント横のAFボタン押しながらダイヤル操作というのが独特と言えます。
左マウント部にあるAF MODEボタン

特筆すべきはスマートファンクションダイヤルです。2つのダイヤルを使い片方でパラメータ項目選択、もう片方で値を変更する、というK-1から採用された新機軸の操作系です。KPはその2代目でさらに進化しており、パラメータ項目のカスタマイズが3つ可能です。

これはいいですね!直感的に操作できます。私はどのモードでも
C1:露出補正
C2:ISO
C3:アウトドアモニタ
に設定しました。

それにしてもペンタックスのカメラは非常に多機能な上、カスタマイズ性がすごい。USERモード(モードダイアルで即座に選択できる)が5つもあり、非常に細かいパラメータまで登録できます。やろうと思えばスマートファンクションダイヤルの項目もモードごとに変えたりできます。私は混乱の元なのでやりませんが。

今後使っていくうちにさらに追い込んで使いやすくしていこうと思います。

ペンタックスの一眼レフは昔からアウトドアに強いというイメージがありましたが、そのとおりでエントリークラスのボディ・レンズでも防滴、耐寒性能に優れており、星撮りにおいて冬の氷点下、夏の夜露がおりたときでも安心して使えそうですね。

このカメラについてはまた気づいたことなどあればレビューしていこうと思います。

子持ち銀河 M51

 昨日に続いて晴天の週末、大倉岳高原スキー場までプチ遠征。車で30分ぐらいだけどここまでくるとかなり空が暗い。街灯もほとんどというか全くないので真っ暗。暗すぎてちょっと恐怖を感じるぐらいだ。 それではまずはリザルト、りょうけん座の有名な子持ち銀河です。 2018/4/21  23...